2019.12.13
生ビールのおいしさのヒミツ
居酒屋の主役と言えばやはり生ビールでしょうか。「とりあえず生!」みたいな言葉も耳にしたことはあるのではないでしょうか。
それほどまでに、多くの方に愛飲される「生ビール」ですが、私たちは最高の1杯の生ビールをお出しする為に様々な努力を行っております。
一つ目のポイントが「冷却・静置」です。
生ビールは揺れやショックが苦手です。ビールに含まれる炭酸ガスが樽の中で踊ってしまい、そのまま抽出すると泡だらけになってしまい、折角の生ビールが台無しになってしまいます。ですので、涼しい場所でそっとしておき落ち着かせて上げることがポイントの一つになります。
二つ目のポイントが「ガス圧調整」。
生ビールは、炭酸ガスで押し出してビールサーバーから抽出します。ガスが強いと多くの炭酸ガスが生ビールに溶け込みピリピリした生ビールになってしまいます。逆に炭酸ガスが弱いと気の抜けた感じの生ビールになってしまいます。ガス圧はそれだけでなく、温度変化などにも関係しますので美味しい生ビールを提供する為のポイントになるのです。
最後のポイントが「清潔・洗浄」です。
生ビールは樽から、サーバーとの接合部のヘッド、ホース、サーバーの回路から最後にカランを通ってジョッキに注がれます。生ビールの通り道に様々な汚れが付着しますので、毎日水通しやスポンジ通しという作業を行い回路全体を清潔にします。また、カランや樽との接合部などについても洗浄を行って清潔に保ちます。これがきちんとできていないと折角の生ビールに雑味などが含まれてしまい、折角の生ビールが台無しになってしまいます。ジョッキについてもきちんとした洗浄が必要です。油分が付着していますとジョッキの内側に多数の炭酸ガスの気泡が付着します。綺麗なジョッキはこれが皆無です。また、生ビールを飲み進めるとジョッキに綺麗な泡のリングが出来ることはありまっせんか?このリングこそ綺麗なジョッキの証でもあります。
こうした3つのポイントに注意して私たちは美味しい生ビールを毎日お出しできる様に務めております。
さぁ皆さんも喉が渇いてきたのではありませんか?是非、養老乃瀧グループのお店で美味しい生ビールをご賞味くださいませ。